A Series of Unfortunate Events: The Beatrice Letters Hardcover – September 5, 2006

変わった造りなのにその説明がどこにもないので書いときますね。商品説明にはハードカバーとありますが、それは外側のこと。表紙はここに写真が出ていますが、BEATRICEとリボン上に書かれたシルエットの下のLETTERSという文字は切り抜きになっています。その厚紙のカバーをあけるとじゃばら状のドキュメントファイル風になっていて、でも区切りは2つだけ。ひとつには謎めいた両面ポスター（もちろん本編同様Brett Herquistのイラスト）。よく見ると登場人物に関連した様々な物が…。もうひとつには、ソフトカバーの本。いろいろ中に仕掛けあり。とび出す絵本ほどじゃないけどめくって見るような紙ものもくっついてる。絵や写真もたくさん、それぞれ謎めいたものばかり。ページは振ってないけどここamazonの説明を見ると72ページだそうだ。このタイトルのBeatriceという人名にも実はひねりが入っておるんです。（TheEndのレビューでスペル間違えちゃった、恥ずかし。）A Series of Unfortunate Events13巻読んだ人はもうわかりましたね。シリーズのファンは必読、シリーズを読んだことない人にはまったくちんぷんかんぷんの代物です。自分はまあこういうのも有りかなあという感じで、ものすごーく気に入ったわけでもないけど買って損した気もしなかった。借りて読めば済むかもしれないけど、図書館とかではなかなかこういう変わった形の買ってくれそうもないしね。作者や出版社の遊び心を粋に感じて星4つ。だって日本の子ども向けの本には、こんな人くったひねりまくったものってちょっと無いかと思うから。まあこの作品自体、子ども向けってわけではないのか。とにかくファンは要チェック。新シリーズへの橋渡しとなるはず。多分。